オロフレ山で花と野鳥を堪能する 2016.6.19

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オロフレ山に登ってきた。


右膝半月板損傷のしずが、まだ完全復活とはいかないが、
低山なら行けそうかな?ってことで、花の名山オロフレ山へ。



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昨年はオロフレ山には登らなかったから、2014.6.15 以来、2年ぶりだ。
ちなみにその前は 2013.6.19 で3回とも見事に同じ時期に登っている・・・((((;゚Д゚))))


今年はやはり花は少し遅いようで、今がちょうど見ごろだったかもしれない。


この山は花の密度が高くて、しかもイワカガミとかそれほど見られない花も咲いている。
コースも片道2.5kmほどで登りやすいため、割と高齢者の団体さんが多い。
この日もいくつかの団体さんが来ていた。


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オロフレ山は近いし短いしってことで、出発もかなりのんびり。
しずに7時に迎えに来てもらった。
うちから約90km、千歳IC→登別東ICまで高速利用して1時間15分で着いた。


この日の予報は曇り。
まあ花見だから雨さえ降らなきゃいいや、と思っていたが、標高を上げていくと雲の上に出た。
オロフレ峠(標高930m)ではすっかり晴れていた。







雲海が見れたよ。
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ちなみにオロフレ峠にはトイレあります。ボットン式。ペーパーはありません。
水道の蛇口はありますが、水は出ません。


しずも久しぶりの山にワクドキしております。
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さあ!
先日買った LOWA ティカム GTX WXL を下ろす日がやってきた!
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う~ん、カッコいい (*^.^*)
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今まで登山靴が合わずに足が痛くなったなんてことはないから、
この靴にもそういう心配はしてなかった。
それにしても履き脱ぎしやすい靴で、履いてる時の感触もいい靴だ。
今まで買った登山靴の中でイチバンいい!









さてさて。

ここは駐車場の周辺にも花が色々咲いてる。観光客にも花が楽しめます。




ミヤマハコベ(ナデシコ科)
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チシマキンバイ(バラ科)
登山口の横にいっぱい咲いている。これもちょうど見頃でいいタイミングだった。
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ミヤマキンバイと似ているが、葉っぱが厚くて細かい毛がいっぱい生えている。
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登山道に入るとすぐに始まるスミレロード。





オオタチツボスミレ(スミレ科)
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ツボスミレ(スミレ科)
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エンレイソウ(ユリ科)
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マイヅルソウ(ユリ科)
久しぶりに綺麗に咲いてるマイヅルソウを見た。
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アカモノー!(ツツジ科)
アカモノも以前来た時より随分増えたように感じた。
色んな所にあった。だけどまだ蕾だった。
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ゴゼンタチバナ(ミズキ科)
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そしてオロフレ山と言えば!
イワカガミー!(イワウメ科)
イワウメとは全然似てないのに、イワウメ科なんだなー
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ピンクのと白っぽいのとある。
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イワカガミはうつ向いてるのが多いけど、中には上を向いて咲いてるのもある。
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オロフレ山にはこのイワカガミが至る所で咲いている。










迫力ある岩の風景。
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そして現れた、羅漢岩!
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迫力のある岩だ。
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ここら辺りは冷風が吹き上げてくる崖斜面だ。
そして登山道には見られない、この崖だけに咲く花がいくつかある。







チングルマの群生。
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ここはとても花には近づけないので、望遠レンズで撮った。


チングルマ(バラ科)
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イワヒゲ(ツツジ科)
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イワウメ(イワウメ科)
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さあ!
山頂も見えたよ!先に進もう!
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ウコンウツギ(スイカズラ科)も色んな所に咲いていた。
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ハイマツ(マツ科)
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シラネアオイ(シラネアオイ科)
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ミツバオウレン(キンポウゲ科)
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スダヤクシュ(ユキノシタ科)
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ハクサンボウフウ(セリ科)
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太平洋側の雲海は全く晴れる気配なし。
下界はずっとどんよりしてんだろうなぁ。。。
しかし今日は涼しい予定で来たのに、思いの外暑くなって汗はダラダラ・・・
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ササの花。(ササの種類はよく分かりません)
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50~120年に1度しか咲かないと言うササの花ですが、登山道脇の何ヶ所にも咲いてました。
ネットではササの花が咲くと不吉な事が起きる、なんて書いてるものもあります。
先日は函館でも地震があったし、良くないことが起きなければいいのですが、、、






ミヤマスミレ(スミレ科)
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ノウゴウイチゴ(バラ科)
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ヌカボウシソウ(イグサ科)
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フデリンドウ(リンドウ科)
ひとつだけ見つけた!
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ハクサンチドリ(ラン科)
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ツバメオモト(ユリ科)
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カラマツソウ(キンポウゲ科)
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山頂まではもう少し!
道はかなり渋滞してる。
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下を見れば雲海。
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チシマフウロ(フウロソウ科)
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ミヤマダイコンソウ(バラ科)
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来た道を振り返る。
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ウコンウツギと雲海
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山頂到着!
思った通り、混雑していた。
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徳舜瞥山-ホロホロ山-オロオロ山
小さい点々は全部アマツバメ。
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山頂付近では大量のアマツバメがビュンビュン飛び交っていた。


山頂ではパンを1個食べた以外は、アマツバメの写真ばかり撮っていた。
しかし速すぎて上手く撮れなかった(>人<;)
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山らしくて、なかなかいい景色だ。
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さようなら、オロフレ山。
また来るよ(@´▽`@)ノ~~~
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1ヶ所だけでしか咲いてなかったベニバナイチヤクソウ(イチヤクソウ科)を下山時に撮った。
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無事下山できた。
なんとか膝も痛くならずに降りれてよかったよ。
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駐車場に咲いていたミヤマオダマキ(キンポウゲ科)
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駐車場のベニバナイチヤクソウ。
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写真には撮れなかったけど、野鳥の鳴き声も色んな種類聞こえていた。
大好きなコマドリも至近距離で鳴いていて、しばらく探したんだけど結局姿は見れなかった。
コマドリも結構藪の中が好きな鳥だ。
美しいさえずりだからすぐに分かる。


野鳥を探し出すと、花以上に前に進まない。
その場に何十分停滞して待っても成果が得られないこともしばしばだ。
本気で野鳥を狙うならピークハントは諦めた方がいい。









帰りは白老町にある、『 ベーカリーショップ ななかまど 』に寄った。
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北海道濃厚ソフト。今時としては安い250円!
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ソフトクリームに飢えていたしずは大喜び・・・( ̄▽ ̄)



チーズタルト(150円)。
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これも美味かった~(>人<;)
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ちょっと時間が遅くてパンはほとんど残ってなかったけど、必ず再訪したい店になりました。











オロフレ山は花も多いけど、野鳥も多い山だった。


それでいて山頂まで約2.5kmと短いし、特に難しい部分もない。
こんなことから高齢者にも人気が高い。団体客も多い。


今回で3回目だけど、1回目は2時間半、2回目は3時間半、そして今回は5時間。
だんだんと時間がかかるようになってきている。
今回は初めて登った時の倍も時間がかかってる。


加齢に伴う体力低下も大きいが、自然観察の時間が長くなったこともある。
以前にも増して写真撮影の時間が長くなった。


前なら絶対スルーしていた、目にも止まることのなかった花を気にするようになった。
最近は高山植物だけでなく、普通に野に咲く花も見るようになってきた。
歳とともに興味の対象がだんだん広がってきたのだ。
これはいいことだと思う。


しかしこんなスローペースは短い山だから出来ることだけどね。













【参考タイム】

8:55登山口-11:52~12:38山頂-14:04登山口







***
by yah-_-yah | 2016-06-21 06:00 | 登山(洞爺・胆振) | Comments(6)
Commented by Komugi-40 at 2016-06-21 06:22
おはようございます^^

登山、気持ち良さそうですね♪
クマの話題が多い中、何か工夫していることはありますか?

私も今迄見向きもしなかった花や鳥に感心が出てきました。
イワヒゲ、名前はイカついですが、可愛い花ですね^^

奥様のポーズ、毎回必須なんですね(笑)
Commented by yah-_-yah at 2016-06-21 06:33
●小麦さん
おはようございます。

ニュース等では必要以上に熊を恐れる報道がなされてますが、僕は熊鈴を付けるくらいしかしていません。
その熊鈴もよっぽど登山者が少なくて、熊の気配がぷんぷんするような場所でしか付けません。
この山のようにひっきりなしに登山者が歩いてるような場所では付けません。
こんなに人がたくさんいる場所に熊など出るはずもないのに、それでも付けてる人は付けてますね。

たいていは熊の方が先に気づいて逃げてくれるはずだし、いきなり人間を襲う事もないはずなので。
そう思っていてもやはり怖いので、至近距離でバッタリだけは勘弁ですね・・・(;^_^A
なのでそういう危険性がありそうな場所では鈴とかホイッスルとか、声を出すとかして、自分の存在をアピールします。
熊スプレーとか鉈とかも持ち歩いてはいません。

奥様ではないのですが、しずのお決まりポーズです(笑)
Commented by meo_7 at 2016-06-21 10:49
オロフレ山、懐かしいですね。
30代の頃、苫小牧に住んでいましたが、よく訪れたものです。
イワカガミは健在ですね。
記憶が定かではないのですが、以前は、イワカガミ、チングルマ、イワヒゲなど、至近距離で撮れる場所に咲いていたと思うのですが…。
登山路が変わったのか、それとも、ロープなどで立ち入りが出来なくなっているのか…。
様子を見に、訪れてみようかな?
 
今回の写真、カラマツソウがイチ押しです。雰囲気が好きです。
そして、ウコンウツギと雲海。絶妙のアングルとボケ味ですね。
Commented by yah-_-yah at 2016-06-21 11:51
●三浦さん
こんにちは。
実は三浦さんは苫小牧在住なのかと思っていました。
今は札幌でしたか。

僕がオロフレ山を初めて訪れたのが3年前なので昔のことは分かりませんが、
その頃からチングルマとイワヒゲは登山道近くにはなかったと思います。
今は崖斜面に咲くのみで近づくことはできません。
ただし駐車場から反対側の来馬岳方面にちょっと登ったところにはチングルマの群生があります。
イワカガミはこちらにもたくさん咲いてます。

しばらく訪れてないようでしたら、ぜひまた登ってみてください。
短いのでのんびり花撮影できますよ!
アカモノはだいぶ膨らんでる蕾もあったので、今度の日曜くらいには一部咲いてるかもしれません。
ヨツバシオガマはまだ葉っぱだけでした。

カラマツソウ、ありがとうございます。
ポツンと咲く姿はいい雰囲気がありますね。
Commented by kyuujitunituki at 2016-06-21 11:55
yahさん、こんにちは。
待ってましたとばかりに、一気に花たちが咲き出した感じですね。
あんな急斜面に健気な花たちが咲き乱れる、可憐さの中にも自然の逞しさも
兼ね備えているからこそ見たくなるんでしょうね。
鳥撮と花撮ものの宿命ですから時間のことは無視して良いのでは(笑
私なんか、登りより下山時のほうが時間がかかりますよ。
天候さえ良ければゆっくり撮影を楽しみたいと思います。
7月中旬までは、花撮が忙しくなりそうですね。
相方さんも回復も順調のようでひと安心ですね。
では、次回はスローシャッター対決を楽しみにしております。
Commented by yah-_-yah at 2016-06-21 12:04
●kyuujitunitukiさん
こんにちは。
低山ではそろそろ花がピーク過ぎようかってところでしょうか。
でも十勝連峰や大雪山は7月が本番です。
7月の大雪山の花は何度見てもいいです。
僕も最近は歩く距離は短めにして、その分撮影を濃くしたいと思ってます。
そして僕も膝は悪いので、下山はゆっくりです。
しずとは今度は星空撮影対決です!( ̄ー ̄)ニヤリッ
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