大津海岸の翌朝はこちらも初訪問の鶴居村・音羽橋。 野鳥な方には超有名な橋ですね。 この日は日曜でかつ晴天の絶好な撮影日和で、ものすごい数のカメラマンが・・・ ((((;゚Д゚)))) 夜明け前。 タンチョウたちはまだほとんど寝ています。 陽が昇ってくると、タンチョウたちも徐々に活動を始めます。 見事な毛嵐と霧氷です。 タンチョウなしにこの景色だけでも美しい。 だんだん活発になります。でもまだ飛び立ちはしません。 500mmノートリでこれくらいの大きさです。 ここでは「風景の中のタンチョウ」という感じで撮るのがいいでしょう。 群れから離れた1羽が、ちょっとだけ近くに来てくれました。 陽が高くなってくるにしたがい、カメラマンたちも次々と帰って行きます。 ツアーバスの方たちも7時半くらいには帰りました。 ***** 音羽橋に行ったことのない人のために ***** 音羽橋はこんな橋。 写真右側が本来の音羽橋。クルマが通るための橋です。 で、左側の橋がカメラマン用の橋。帰る前に撮った写真なので、半分以下に減っています。 タンチョウのねぐらは、この写真の左手のかなり離れた場所です。 橋の上のいいポジションは写真の奥側。手前側はねぐらが岸の樹で隠れてしまいます。 24mmで撮るとこんな感じ。 ねぐらは遥か遠くです。 70mm 200mm 500mm 僕はまだ暗い6時前に現地に着いたんですが、既にカメラマンはいっぱいでした。 その後もどんどん増えて、推定150人くらいは来てたんじゃないでしょうか? 狭い橋の上がびっしりに埋まります。 いいポジションの最前列は、恐らく前の晩から三脚立てて「場所取り」してるようです。 三脚が凍って真っ白でした。 そんなワケで2列目とかから撮るしかありません。 2列目から三脚使うなら、背の高い三脚を使い、脚立の上に立って撮るしかないです。 僕の大砲用三脚は背は高いんですが、脚立までは持って行きませんでした。 なので手持ちで人の隙間から狙います(重い三脚が無駄になった…(/_-。)。。。) 500mmだとギリ手持ち出来る重さなので、その辺りの融通は利きます。 ただしずっと構えてることは無理なので、レンズを下ろして腕を休めつつです。 今年はタンチョウはずっと奥にいて、近くには来てくれませんでした。 というのも、昨年の台風の影響で川の流れが変わったからのようです。 なんでも一昨年にかなりの予算を使って、川の流れを変えたようなのです。 1年前には矢印の部分にも水が流れていたそうです。 そうすると、『中州』が出来ます。 その『中州』にタンチョウがやってきてくれたらしいのです。 なので橋の上から近距離でタンチョウを撮ることが出来た。 しかし台風の影響で流れてきた土砂で陸続きになってしまった。 陸続きになるとキツネに襲われるから、タンチョウは来なくなるそうです。 じゃあまた、『中州』が出来るように流れを変えてはくれないのか? なにしろお金のかかることなので、簡単ではありませんが、議会で検討はしているようです。 もしかしたら来年はまた近くにタンチョウが来てくれるかも・・・。 それにしてもすごい数のカメラマンでした。 高級機材のオンパレード。 よくもまあこんなに高い機材を持ってる人がこんなにたくさん集まるもんだ。 ザッとみても、この場所にいる人たちの機材の総額は1億はいくだろう、ってな感じで。 まあでも。 こんな美しい景色の中にタンチョウがいるんですから、仕方ないですね。 僕もまた行きたいと思いましたよ。 ***
by yah-_-yah
| 2017-02-08 06:00
| 野鳥
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Comments(6)
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kyuujitunituki at 2017-02-08 07:08
yahさん、おはようございます。
丹頂鶴がいなくても、素晴らしいシーンが狙える場所ですね。 それだけの撮影者が集まるなら機材含めて、橋のかかる負荷は 大変なもの、橋の補強も必要では(笑 いよいよ500mmの威力が引き出される撮影が楽しみです。 PS レンズが昨日届きました。 少しずつ、新しい仲間に加わってもらいたいと思っています。 ありがとうございました。
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yah-_-yah at 2017-02-08 08:44
●kyuujitunitukiさん
おはようございます。 ここは美しい景色の見れる場所でもありました。 外国(主に中国?)からもたくさんのカメラマンの来る場所です。 確かにその理由が分かります。 まあでも、なかなかバリエーションのある画を撮るのは難しそうですが、、、 24mm単焦点、どんな描写を見せてくれるのか楽しみですね! きっとキレキレだと思いますよ!
いつもブログをこっそり拝見しております
四国在住ですが去年行った音羽橋を懐かしく思いコメントさせて頂きました 川の流れが変わってしまったんですね…でもあそこは仰るとおり風景の中のタンチョウとして見れば素晴らしい場所だと思います (ちなみに僕は3時過ぎから橋の真ん中で仁王立ちで夜明け待ちしましたw) カメラとレンズ構成も似てるのでいつも参考にさせて頂いております (先程一度コメントしたのですが名前を間違ったので再コメントです、ごめんなさい)
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yah-_-yah at 2017-02-08 11:01
●ムッシーさん
初めまして!コメントありがとうございます! しかもいつも見てくれてるとのこと、大変ありがたく思います! 昨年は北海道も台風被害が各地で甚大で、この川も土砂がかなり流れてきたようです。 せっかく村も予算をかけて改修したのに、わずか1年でダメになってしまいました。 しかし鶴居村にとってもここは最大に人を呼べる場所であるので、きっとまた改修してくれることかと思います。 それにしても3時過ぎから仁王立ちはスゴいですね!((((;゚Д゚)))) 明るくなるまでに凍ってしまいそう、、、((((;゚Д゚)))) でもこの場所、星空もキレイそうです。 それではまたよろしくお願いします。
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koppel055 at 2017-02-08 21:18
十数年前、私が撮影で訪れたときは、音羽橋に集まるカメラマンは50~60人ぐらいだったと記憶しています。
私も夜中の3時ぐらいに現地に到着した頃には、ほとんどの場所に三脚が立っていたのを見て愕然としました。 それでも寒さに震えながら空いた場所に三脚を置いて、夜明けを車の中で待っていました。 音羽橋付近の川が改修されていたんですね。 情報ありがとうございます。 十数年前の頃はどんどんタンチョウが橋から遠ざかって「数年で500mmでは撮れなくなる」などと言われてました。 遠ざかった原因は、カメラマンがタンチョウのねぐらに入り込もうとするなど、追いかけたためだそうです。 数多くのカメラマンが顔をしかめて、そのような行為を批判してましたが、一部の人は止められなかったようです。 そう考えると、観光客カメラマンのために川を改修するというのも、なんか違うような気もしてきます。 本筋は、カメラマンにマナーを徹底させることでは?と思います。
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yah-_-yah at 2017-02-08 21:43
●koppel055さん
コメントありがとうございます。 音羽橋には古い歴史があるのですねぇ。 十数年前には既にそれほど多くのカメラマンが! 川は一旦改修されたらしいですが、昨年の台風の影響で元の木阿弥のようです。 僕の行った日にはマナーの悪いカメラマンはいませんでした。 場所取りでもめたりもしてませんでしたし、僕なんか場所をゆずってもらえたりもしました。 近年カメラマンのマナーに関して話題になることも多いので、昔より少しはマナーが良くなったのでは? 希望的観測かもしれませんが、そう思いたいものです。
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