秋の接吻
a0145819_063843.jpg


情緒豊かだった十代の頃に読んだ一遍の詩が
いつも頭のどこかの引き出しの中にあって
20年以上経った今でも
すすきを見るたびにそれが出てくる

そんな美しい詩を紹介します。



秋の接吻  滝口雅子

ひとを愛して
愛したことは忘れてしまった
そんな瞳が咲いていた
萩の花の白くこぼれる道
火山灰の白く降る山の道
すすきを分けてきた風が
頬をさし出して
接吻した
ひとを愛して
愛したことは忘れてしまった

(詩集 「窓ひらく」 より)



by yah-_-yah | 2010-11-01 00:07 | エトセトラ | Trackback | Comments(4)
トラックバックURL : https://yah55.exblog.jp/tb/11503890
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by echalotes at 2010-11-01 18:51
素敵な詩です。
一度読むと、その後、頭の中で自然と繰り返されてしまう!
こんなに美しいすすきの写真が撮れるyah-_-yahさんは、
今も、情緒豊か・・・に変わりありませんね☆
Commented by yah-_-yah at 2010-11-01 19:22
●echalotesさん
ありがとうございます。

>ひとを愛して/愛したことを忘れてしまった
という部分が非常に印象的なのと、
>すすきを分けてきた風が/頬を差し出して/接吻した
という部分がすすきを見るたびに思い出されます。

僕の中では「すすき=秋の接吻」なんですよねぇ。
すすきが風になびいてると、何となく切ない気持ちになります。

若かりし頃を思い出して・・・
(なんて☆)
Commented by jun at 2010-11-02 10:57 x
始めまして。
カメラはやりませんが、人様の写真をみるのは大好きです。
雄大に北海道の山々。それを見て暮らせるやぁやぁさんが、羨ましいです。心がなごみました。
ススキには、人を寂しくさせる何かがあるみたいですね。
Commented by yah-_-yah at 2010-11-02 11:16
●junさん
初めまして。
ご訪問とコメントありがとうございますm(_ _)m
僕も写真をやるようになったのは比較的最近のことです。
写真をやるようになったおかげで、自然を以前よりちゃんと観察するようになりました。
同じ景色の中にいても、意識が違うと見るものが違いますよね。
仰るとおりで、すすきには哀愁を感じます。
よかったらまたいらして下さい。
名前
URL
削除用パスワード
<< 季節はずれの誰もいない公園 廃小屋のある風景 >>