雌阿寒岳 ~思いがけず初登頂~ 2014.8.12

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百名山とか意識して登る山を決めることはしないけど、
北海道内の百名山は9つある。


皆さんご存知でしょうが
利尻山、羅臼岳、斜里岳、雌阿寒岳、羊蹄山、旭岳、トムラウシ山、十勝岳、幌尻岳。


このうち未踏だった山は
利尻、羅臼、雌阿寒、幌尻。


この残った4つはスキル的に、そして距離的にどれも日帰りでは難しい。
(だから今まで残ったのだが)


今回は連休を利用して幌尻に挑むはずであった。
しかし予報に反して現地は雨。
風も強いし、川も増水していた。



そこで幌尻は諦め、まったく想定していなかった雌阿寒に転進することに・・・。





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やっと幌尻に挑戦する日が来た。





深夜2時にしずに迎えに来てもらう。

うちから占冠ICを降りるまで1時間程度だ。
そしてそこから日高道の駅までは10分あまり。


まだまだ暗い時間に到着すると、そこはザーザーの雨だった。


予報よりも実際の天気はだいぶ悪い。
1時間半ほど待機して雨は止んだものの、上空の雲はどんよりと鉛色だ。



とりあえずチロロ林道のゲートまで行ってみることに。







日高道の駅から274号線をしばらく帯広方向に走ると、林道への曲がり角がある。
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よくよく見ると小さな看板があるが、走行中のクルマから見つけるのは不可能に近い。
実際は「つり掘り」の看板を目印にした方がいいだろう。
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台風の影響で林道閉鎖も心配されたが、ゲートは開いていた。
しかしこの日も前日も名簿には名前がなかった。
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下界でも風が強いから稜線上の強風は容易に想像できる。
それに川が荒れているから、沢の増水も間違いないだろう。

しかも上空にはこの雲。
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自分らのスキルではどう考えても無理だろう。
それに悪天候の中登っても楽しくない。

ということで幌尻はやめにした。




さて、ではどうしよう?
他のプランは考えてなかった。
そこでさらに1時間の協議の結果・・・




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急だったにも関わらず、野中温泉に宿泊予約も取れた♪
今回はのんびり登山の後は、そのまま移動せずに泊まることが出来る~♪
連休のない僕としてはこんな機会は滅多にないぜー( ̄▽ ̄)







さあさ。遅くなったし出発しますよ。
登山口は野中温泉から100㍍くらいの所にあります。
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せっかくなのでトレーニングのためテン泊装備をそのまま担ぐことにした。
水4㍑とカメラ機材を含めて23kg。
今回は途中で水を増量する予定だったから、ちょっとだけ減らしたのだった・・・
あ、今回はスパッツ必要ないと思ってつけてません。
ズボンの裾をまくって涼しい感じで行きます!
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頭の赤いタオルは pakuminさん の真似して買った、寅壱の耳タオル
派手な色なので、最初は洗濯する時注意です。


入山してしばらくはアカマツの根の中を歩いていきます。
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苔が美しいです。
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樹林帯を抜けるとハイマツのトンネルです。
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孤高のホシガラス。
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これがメアカンフスマかー!もちろん初めて見るよ!
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オンネトーも見えた。地上からは何度も見たけど、こうして見下ろすのは初めてだ。
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登山道にずっとケーブルが這っていたけど、これに繋がっていたのか?
一体これは何?
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微妙に違うように見えるけど、、、これもメアカンフスマなのかな。
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ガンコウランの実。食べると美味いらしい。
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ちなみにガンコウランの別名はクラウベリー。
ツルコケモモはクランベリー。
ホロムイイチゴはクラウドベリー。
コケモモはリンゴンベリー。
なんだって。







八合目からの風景。
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もう少し!
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隙間から火口が見えた!
これが赤沼か~!黄土色だったけど、、、
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おぉーっ!(歓声)阿寒湖が見えた!
そして下から見るだけじゃ分からないけど、こんなに大きい火口があるなんて!
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隙間にスッポリと挟まっている岩。
この上に立って記念写真撮ったら・・・
でも写真じゃスゴさ伝わらないなぁ・・・。
この向こう側は深い火口で、落ちたらサヨナラ~だ。
この上に立つなんて、考えただけでも足がすくむ。
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山頂着きました~。標識は割れてました。。。
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これが雌阿寒岳の火口。底には赤沼。ただしこれは雨が降らないとすぐ涸れるらしい。
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こっちが阿寒湖方面の火口。
しかし、この山。
下から見ると丸くておっとりした感じなのに、上まで来ると迫力あるな~!
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火口をズーム。奥には阿寒湖。うーん、いい景色だ!
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そして定番の図。青沼と阿寒富士。
晴れてたらもっと綺麗だろうになぁ~。
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別角度で。こっちの方がより青く見える。
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青沼をズームして。これが青いのは美瑛の青池と同じような原理なのかな。
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ちなみにこの阿寒富士。
ジグザグに道が付いてるけど、かなり急な感じ。今回はスルーした。
(写真クリックで大きくしていただくとわかりやすいです)
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ヒメイワタデ
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メアカンキンバイはほとんど終わっていたが、わずかに残っていたひとつ。
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イワブクロも同じく。
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コマクサも同じく。花の季節はもう終わりかー(ノ_・、)。
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樹林帯の地味な花は例によってだいたいはスルーしたが、ひとつだけ。
でも名前が分からない・・・。
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ゴゼンタチバナは既に実になってた。
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登山道にデカい木が倒れていた。最近倒れた物と思われる。
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オンネトー登山口に着いた。
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ここから雌阿寒温泉まで戻らなきゃならない。
オンネトー野営場を通り抜けて行きます。
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オンネトー
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1.3km。あと少しガンバロー。
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既に紅葉が始まっていたよ!
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あ~、もう少しで着く~!
と、思った時に現れたこの標識!

なんとー!Σ(□ ̄; )!!
雌阿寒温泉はここからさらに分岐し、しかもあと1.6㎞もあるのかーーっ!
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しかもここからはほとんどが上り・・・しずも無言になってしまった・・・
しずは疲れてくると無言になるから、俺は逆に色々声掛けしてやる必要が出てくる・・・(;^_^A
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やっと戻ってきました。
オンネトー登山口からここまでが案外長くて疲れた。
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最後の登山?が思いのほか疲れたが、今回は移動することなく温泉ーー\(^o^)/
なんて素敵なんだーーー\(^o^)/


とりあえずは風呂風呂ー\(^o^)/


野中温泉のお風呂は、シャワーもカランもない超シンプルさです。
お湯はとっても気持ちよく、特に筋肉疲労に効くそうです。
まさに登山後に最適!






お風呂から上がって冷たいジュースを飲んで一休み。

そこでちょうどご飯の時間~\(^o^)/
お待ちかね~\(^o^)/
夕食は部屋食~\(^o^)/
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もうね、おかず全部美味しかったーー\(^o^)/
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あまりに美味しくてごはんお替りして3杯食べたー。
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窓の外は空が焼けていた・・・
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翌日の朝。



もちろん、朝もお風呂に入りましたよ~!
人も少なくてのんびり入れました。





朝食は1階の食堂で。
行くとチロルとチャーがじゃれあっていた。
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朝食も美味しくて、ごはんお替りしたー。
他の方もお替りして食べてる人が多かった。
また食べたいなぁ。。。
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クロが廊下にいた。
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朝はモコの姿が見えず、写真に撮れなかった。







野中温泉 はとってもアットホームで居心地のいい場所でした。
犬や猫もいてまったりと癒されます。
そして食事はいい意味で素朴で、それがメチャクチャ美味い!
ここはまた泊まりに行きたい!!
宿泊は2食付きで7,000円(税抜き)。
これは年間通して同じ。休前日とか繁忙期だからって上がることはない。
消費税と入湯税(150円)を含めると7,710円。
みなさんにも是非オススメしたい宿です。









帰りに立ち寄ったオンネトーにて。
左が雌阿寒岳、右が阿寒富士。
曇っていたのが残念。晴れていたらオンネトーの色も綺麗だったろうけど。
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時間もあるし、下道でのんびり帰ることに。





足寄町では映画のセットを見学に。
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松山千春の生家を再現したセット。中には入れません。
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その後、本物の千春の生家へ。
(現在は建て替わっています)
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そしたらなんと!
千春のお母様で出てきてくれて、しばらくお話した上に、玄関の中で記念写真まで!
やはり親子。お母様と千春は似てますねぇ~。
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そしてなぜか庭にはコマクサがいっぱいだった。
お母様は登山をするらしいですよ。
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そして日高道の駅では「日高山脈博物館」に寄った。
ここ、行きたかったんだけど、開いてる時間にここを通ることがなくてね~。
入館料200円でいっぱい学ばせてもらいましたよ!
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幌尻に行けなかったのは残念だけど、おかげで素敵な山と宿を楽しむことが出来ました。
帰り道でも相変わらず日高の山にはどんよりした雲がかかっていて、日勝峠は雨が降ってました。


あとでヤマレコで見たけど、8/13に日帰りで幌尻目指したが、
雨と強風で北戸蔦別岳で撤退したというレコがあった。
渡渉もすねまでと書いてあった。通常ならほとんど靴を濡らさずにすむくらいの沢だ。
今回幌尻をやめたのは正解だったと思った。



【参考タイム】
9:50雌阿寒温泉登山口-12:36雌阿寒岳山頂-15:15オンネトー登山口-16:23雌阿寒温泉






***
by yah-_-yah | 2014-08-15 06:30 | 登山(道東) | Trackback | Comments(12)
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Commented by yukki6727 at 2014-08-15 08:35
おはようございます♪

重装備での雌阿寒登山お疲れ様でした~。
雌阿寒の河口の迫力は実際に見てみないとわからない迫力ですよね~
メアカンフスマって阿寒・知床にしか咲いていない花だったんですね
知りませんでした~。勉強になります

野中温泉もいいですね~。
お料理がほっこり☆とする美味しそうな食事メニュー
ごはんおかわりして食べたくなる感じ伝わってきます
また行きたくなるお宿ですね。
いいなぁ~泊まってみたいです♪

私はこれから帰省です。
山はどこかに登ってこようと思ってます。
ではまた来週(*^_^*)
Commented by masatom at 2014-08-15 09:05 x
yahさん、お疲れ様でした。
重装備のまま登られたんですね。良い心掛けであります(ー_ー)!!

幌尻の山レコ、僕も見ましたが行かなくて正解でしたよね。
お二人とも冷静でさすがです!

予定通りにはいかなかったけど、結果的にすごく良いお盆休みになったのではないでしょうか♪
それが良く伝わってきましたよ~!(^^)!
Commented by ライカ大好き at 2014-08-15 09:41 x
すっかり堪能させていただきました。私の生活スタイルでは絶対に体験出来ないことです。苔の写真綺麗でしたね。また火口もすごい迫力。
いつもともに旅をして帰ってきた気持ちにさせてもらっております。
あと1.6kmで上りとくると、ちょっとため息が出てしまいますね。
でも夕飯の風景が疲れを癒してくれました。
ありがとうございました。
Commented by mori at 2014-08-15 10:43 x
こんにちは♪ 雌阿寒岳に行ってきたんですね。
私もこの間行ってきました!と思いながら見ていくと・・・
あれ~?赤沼が黄沼になっちゃってますね~。
まさに同じ場所から写した写真があるんですが、
私が行ったときと比べると色が変化してます!
雨水が流れ込むと(?)こんなふうになるのですね~。
それと比べると、青沼の方は色が変わらず、色味が薄くなってる感じもせず不思議です。
メアカンフスマかな?とおっしゃっている植物は、メアカンフスマの若い株(または伸びたばかりの若い部分)だと思います。
葉が対生、雌しべが3裂などの特徴に当てはまりますね。
下の方にあるがく片の細い植物は、ミヤマアケボノソウまたはエゾミヤマアケボノソウでしょうか?
う~ん自信なし!
Commented by yah-_-yah at 2014-08-15 11:48
●yukkiさん
下から見るのと登って見るのとではかなり印象の違う山でした。
モチロン、登って見る方がずっとよかったです!
メアカンフスマはずっと見てみたかったので、まだ残ってくれててよかったです。

野中温泉も初めてでしたが、こちらもよかったですね~。
料理がとっても美味しかったです。
思い出すとまた食べたくなる・・・( ̄¬ ̄*)・・・
yukkiさんとこからなら十分日帰り圏なんで、なかなか泊まる機会はないかもしれませんが、のんびりしたくなったら是非!

yukkiさんも帰省でこちら方面にやってくるのですね。
(たしかそうでしたよね?)
普段遠くてなかなか行けない山に登るのでしょうか?
楽しみです。
Commented by yah-_-yah at 2014-08-15 11:51
●masatomさん
重いザックに少しでも慣れておかないと、いきなり本番!じゃ、すぐにヘタレてしまいますから・・・(;^_^A
ヌカビラ岳への急登をテン泊装備で登るのにはかなり不安があります~。

幌尻岳へ強行しなくてよかったです!
(というか「強行」という言葉は僕らにはないですが…)
あの天気なら幌尻岳までは行けなかったでしょうし、悲惨な結果になっていたと思います。

おかげで雨に当たらず雌阿寒に登れたし、温泉でのんびりできました~♪
Commented by yah-_-yah at 2014-08-15 11:55
●ライカ大好きさん
ここの苔はもっともっと綺麗でしたよ!
山に登ると、下界では見えなかった新しい発見があるので、とても楽しいです。
山に登らなかったら、絶対に見ることのなかったであろう景色を見ることが出来るのが楽しいです。
そして下山後の温泉が最高。
登山するようになってから温泉がますます好きになりましたよ~!
運動した後のごはんがさらに美味いし!
Commented by yah-_-yah at 2014-08-15 12:05
●moriさん
moriさんのブログもしっかり見ていましたよ~!
まさか自分が行くことになろうとは思ってませんでしたが。
この日もツバメがビュンビュン飛んでました。写真には撮れませんでしたが。

赤沼は雨が降らないとすぐに干上がっちゃうみたいですね。
雨が降ったすぐあとだと、周囲の泥と共に流れ込んでくるからこんな色になっちゃうんでしょうね。

青沼は不思議です。
まさかこんな山の上で水が湧いてるわけではないでしょうし、なぜ涸れないのでしょう。
神秘の色ですね。

花の名前、いつもありがとうございます。
最初のはやはりメアカンフスマですよね。
葉っぱが同じだったので、そうかとは思いました。
もうひとつのはミヤマアケボノソウ?
確かに花が開いてないミヤマアケボノソウって風に見えますね。
ちょっと自分でも調べてみますね!
Commented by pakumin at 2014-08-15 23:15 x
お疲れ様です。
幌尻へ向かったと聞いた時は水量のことと、
今時期にテン場確保出来るかが心配でした。杞憂に終わって良かったです。

野中温泉の宿泊、意外と安いんですね。
車中泊がつらい季節になったら僕も今度泊まってみます。

赤は派手なので僕は水色を買い足しましたよ。
Commented by はすかっぷ at 2014-08-15 23:41 x
13日は芽室岳に行きましたが稜線は冬の樽前並みの強風でした(>_<)
幌尻は残念ですが雌阿寒岳は天気が良くていいですね(・∀・)即断即決の機動力がうらやましいっす(゚∀゚ゞ)
Commented by yah-_-yah at 2014-08-16 07:36
●pakuminさん
夏休みに入ってサイクリングに沢登りに登山とお疲れ様です。
今日・明日と何をするのでしょうか。

幌尻に関しては天候の心配が一番だったんですが、仰る通りテン場の確保も問題点でした。
張れる数が限られているので、埋まっていたら最悪七つ沼まで行かねばならず、
そこまで担ぐのは体力的にキツいなぁ。。。と。

野中温泉はごはんが美味しくてとてもよかったですよ!
冬に連休があったら雌阿寒に登ってまた泊まりたいなぁと考えてます。

タオルは赤と白を買いました。白の方はまだ使ってないですが。
Commented by yah-_-yah at 2014-08-16 07:38
●はすかっぷさん
やはり13日は強風でしたか。
転進先に芽室岳や剣岳も考えたけど、天気は同じだろうなぁと思って雌阿寒にしました。
こちらはほとんど風もなく穏やかでしたよ。かなり天気は違うもんですねぇ。
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