樽前山神社奥宮

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先日の千歳民報に樽前山神社奥宮の記事が出ていた。
そこには一般にはあまり知られていない驚きの事実が書かれていた。








樽前山に登ったことがある人ならご存知と思うが、
東山ピークと西山ピークの間に樽前山神社の奥宮がある。
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樽前山は苫小牧と千歳にまたがる国有林であり、国立公園でもある。
当然土地は国の物なのだが、この奥宮の周辺88平方㍍は樽前山神社の所有地であるというのだ。
行政関係者でもこの事実を知る人は少ないらしい。



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資料によると奥宮は1928年に木造で建立され、その後1952年に現在のコンクリートに建て替えられた。
最初は神社が国から土地を賃貸していたが、1949年に買い取ったというのだ。
買い取った理由は、「長い目でみたら賃貸するより安上がりと考えた」、ということらしい。



国立公園の中の一部に私有地があるということに驚いた。
そんなことが出来ることにも驚いた。



また老朽化した奥宮を建て替えの計画もあるようだ。
その際一時避難所としても使えるようにしたいとも考えているとか。




自分のホームマウンテンでもある樽前山だが、まだまだ知らない事は多い。






2015.2.14 千歳民報の記事
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by yah-_-yah | 2015-02-16 17:00 | エトセトラ | Comments(7)
Commented by STH at 2015-02-17 20:34 x
 yahさん,こんばんわ。
 ブログの方も,いつもこっそり拝見させていただいていました。
 
 今回の樽前山神社の件,当然ながら初めて知りましたし,驚きました。
 興味を惹かれたので,少し調べてみたところ,支笏洞爺国立公園が国立公園に指定されたのは1949年5月16日みたいですね。
 神社が土地を買ったのが1949年3月ということですから,その時は,国立公園としてではなく,単なる国有地として扱われたのでしょう。
 ただ,国も3月の時点から国立公園の指定に向けて動いていたと思われますので,その経緯の詳細が気になるところですが・・・。
 いずれにしても,今じゃ国立公園の一部を買うなんて全然考えられないことですね(笑)
 当時は,まだ戦後で日本はGHQの占領下にありましたから,そういったことも可能だったのでしょうか。

 突然コメントさせていただき,失礼しました。
Commented by yah-_-yah at 2015-02-17 21:17
●STHさん
こんばんは!
僕も勝手にリンクさせてもらって、ちょいちょい覗かせてもらってます。

STHさんも驚きましたか。
僕ものこの新聞記事を読んだときは「こんなことがあっていいのか!?」と思いました。
国立公園の中に私有地があるとは!しかも樽前山の山の上に!

なるほど、土地を買った時点ではまだ国立公園ではなかったんですね。
当時は結構アバウトだったのかもしれませんね。
とはいえ、土地を買い取る前に20年以上に渡って賃貸していたということもあり、特例だったのではないでしょうかね。

老朽化したとはいえ、60年以上もの間この地で風雪にさらされていたにしては、まだまだ壊れそうな感じはないですね。
相当しっかりした作りだったのでしょうね。
Commented by なまけ者鳥見人 at 2015-02-17 21:20 x
「富士山頂は誰のものでしょう?」ってクイズがあります(ここも神社)が、多いのかもしれませんね。

ところで、私もそうじゃなくてもクルマが汚れるところを走る機会が多いですが、最近はひどいですね。
本当にこのまま「春まっしぐら」ならいいのですが(^_^;)
Commented by yah-_-yah at 2015-02-17 21:28
●なまけ者鳥見人さん
おお、これまたビックリ!
富士山のことをちょっとネットで調べました。
その昔は徳川家康の持ち物だったとか。
しかしだいたい、その時代のこと、天下統一した人間が「ここは俺のもの」と宣言しただけで、その人の物になったんでしょうかね。

最近は朝晩でも凍ってないことがあって、朝と夜の通勤でもドロドロになっちゃいます・・・(/_-。)。。。
このまま完全に解けてなくなってくれるなら、その間ガマンしますけど。。。
Commented by STH at 2015-02-17 22:01 x
 そうでしたか。
 拙い文章しか書けませんので,見ていただいて恐縮ですが,僕もリンクさせていただいてもいいでしょうか?

 ところで,先日の沙流岳の記事も拝見させていただきましたが,やっぱりスキーの導入は検討させられますよね~。
 ただ,山スキー道具を一式揃えるとなると高額な出費になるっていうのがネックですよね。
 僕は,今年になって初めて冬山にチャレンジするようになりましたが,早くもスノーシュー履いてスキー担いで登るということに限界を感じてます・・・(笑)
 1人で登るせいもあり,ラッセルが辛くて仕方ありません。
Commented by yah-_-yah at 2015-02-18 06:09
●STHさん
リンクの件は全然構いませんよ!
てか、僕は断りもなくリンクしちゃってますが、、、(;^_^A

そうなんですよね~。
山スキー始めるとなると道具一式買わなきゃなりません。
こればっかりは「少しずつ」ってワケには行かないので、一気に買わなきゃなりません・・・(>_<)

スキーを担いでスノーシューで登るってのは、荷物が重くなって辛いです。
やはり登る時もスキーで登った方がいいのでは?シールが必要になりますが。。。
スキーの方がスノーシューより沈まないし、ラッセルは多少楽なんじゃないかな~、って思います。
急登はスキーが苦手な斜面ですが、そこはライン取りでなんとか。。
Commented by 根保孝栄・石塚邦男 at 2017-07-29 09:36 x
・支笏湖山系の巨大ヒグマの話を小説仕立てで書いている。
王子製紙の工場建設、樽前山の噴火をバックに、
巨大ヒグマ伝説である。
すでに、「札幌文学」「苫小牧市民文芸」「いぶり文芸」にその一部を短編仕立てで発表。
全編450枚の長編だが、北海道開拓史の中の貴重な断面探査でもある。
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