ニコンZ7を買ってそろそろ2年半になる。
初めてのZマウントカメラだったので、当然ながらレンズキットを買った。
このレンズはなかなか優秀なレンズで、写りもいいし、逆光にも強いし、そこそこ寄れる。
オールマイティに使える便利レンズだった。
ただひとつ、欲を言えばもう少し望遠側が長ければ言う事ナシだった。
( おそらく同じように思っていた人も多いと思う )
Fマウントにも同じスペックのレンズがあった。
このスペックのレンズ、登山に使うにはちょうどよくて、この時も発売日に買った。
しかし正直言って写りは嫌いだった。
なので段々と持ち出す回数は減っていった。
しかししかし!
Zレンズにハズレなし!
では24-120と24-70の外観を比較していこう。
どちらも高級タイプの『Sレンズ』であるが、
24-120の方にはファンクションボタンがあったり、『S』の文字が大きかったりと、高級感がある。
重さ的には24-120が630g、24-70が500gと130gほどの差がある。
しかしカメラに装着してみると、たいした重さの違いは感じない。
2つのレンズを並べると、長さ的には24-120の方が結構長い。
しかし24-70は沈胴式のレンズのため、使える状態にまで伸ばすと、たいした差はなくなるのだ。
ズームを最大に伸ばしたところ。
24-120は120mmまで望遠が効くので当然ながら長い。
ちなみにフードを装着した状態で比較するとこんな感じ。
24-120の方がもちろん大きいが、持ち出すときの面倒さという点で言えば、両者同等って感じだ。
そして24-120は沈胴式でない分、撮影時はひと手間の面倒がない。
24-120のフィルター径が77mmっていうのも好印象(24-70は72mm)。
Fマウントレンズは77mmをメインに使っていたから、77mmのフィルターが一番多く揃っているのだ。
肝心の写りはどうかと言うと、特に悪い点はない。
24-70と同等だと思う(厳密な比較ではなく、印象です)。
逆光にも強いし、解像度も高い。
ゴーストが全く出ないってことはないが、わずかである。
(ちなみにプロテクトフィルターを付けた状態で撮ってます)
素晴らしい。
そしてこのレンズ、ズームのくせに光条がキレイ。
24mm
120mm
料理を撮るにも普通に使える。
正直言って、この24-120が来た今、24-70でなきゃならない理由ってのが思いつかない。
ハッキリ言えば、24-70はなくてもいいくらいだ。
( ただし手放す気はない )
その上定価の話だが、24-120が154,000円(税込)、24-70が150,150円と、ほとんど差がない。
24-70の価格設定が高すぎるのか、24-120が安すぎるのか?
きっと24-120が安いんだろう。メチャコスパのいいレンズである。
今年の登山は漏れなくこのレンズを持ち出すだろう ( ̄▽ ̄)
キレキレな上にボケも美しい。
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